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夏休み

 主人公の田辺健斗は、ごく普通の小学5年生。家族4人で広島市内に暮らしている。 父親はリストラされて就職活動中だが、ヘンテコな発明品ばかり作っている。 母親は家計を支えるために仕事を掛け持ちして忙しく働いている。 妹は見えないモノが見えたりする不思議な子だ。
 健斗は夏休みの宿題で、“町の地図”を描かなければいけない。 想いを寄せる転校生と描いた地図を見せ合う約束をするが、 住み慣れた街をどう描いたらいいかわからない。
 ある日、健斗と仲間たちは山の中で暮らしている男を見つけて、ガラクタマンと名付ける。 そのガラクタマンとのいざこざをきっかけに一騒動起こり……。
 家族の危機、転校生の抱える問題、ガラクタマンの謎、 それぞれの抱える問題と向き合いながら、 健斗は自分だけの地図を完成させようとする。
 現在の広島を舞台に少年たちのひと夏の成長を描いた物語――。

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